「微笑」の感想
微笑
ほほえみ
初出:「猟奇」1929(昭和4)年2月
夢野久作
分量:約2分
書き出し:
それは可愛らしい、お河童《かっぱ》さんの人形であった。丸裸体《まるはだか》のまま……どこをみつめているかわからないまま……ニッコリと笑っていた。……時間と空間とを無視した……すべての空虚を代表した微笑であった。……真実無上の美くしさ……私は、その美くしさが羨ましくなった。云い知れず憎々しくなった。そのスベスベした肌の光りが無性に悲しく、腹立たしく、自烈度《じれった》くなった。その人形を壊してしまい...
作品詳細
作品を読む
更新日: 2016/07/28
7e47761a16c9さんの感想
2分 回想
青空文庫ビューア Ad
Icons made by
Freepik
from
www.flaticon.com