雙之川喜1941 東海道の 三島に 仕事を するという 触れ込みで あんまり 金も無いのに 友達を 引き連れて 出向き 酒を 飲み歩いたり 祭りや 花火を 見に行き 疲れて 帰ってきて 蚊帳を 三角に 吊って 寝込んだりする。 面白いと 感じた 人は 偉い。
太宰の作品はリズムが良い。内容は情けなく弱い自嘲がけっこうあるけれど、綺麗な風景と古いけど活気のある様子がいきいきと描かれていて、その対比が読後感を良いものに導いている。色々言われる作家だけれども、その文才の一端を楽しめるお勧めですね。
放蕩息子の人のよさと厚かましさ、母に対する優しさ。結局破滅してしまう運命を感じさせる。
太宰治の繊細さは、中途半端に繊細な人間を勇気づけてくれます。 還暦近くになって読み返して、またファンになりました。
母の優しさ。母は分かっていたのですね。
太宰治自身の親子関係、夫婦関係が伝わってきて、ジンワリくる作品です
いま住んでいる地名がでてきて嬉しい。変わってしまったのは街なのか、自分の心なのか。郷愁を感じる。