そんなこと言うなら あなたも 書いてみたらという 意味だと思われる。 「創造的批評家には産者(著者)に均しい資格がいる」 永遠のテーマであり 書評に腹をたてた作家の言い分であろう。
この作品、好きです。 「世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない」 まさにその通りだと思います。 こんな昔の人がわかっていた当たり前とも言えるこのことを、どうして現代の人は気づくことができないのでしょうか。 世界中から戦争がなくなった!という瞬間に立ち会いたいです。
三島由紀夫と宮沢賢治の面白い共通点があったことに気が付きました。二人とも「美」を探求した結果、科学信仰や物質社会の冷淡で無機質的な性格に問題を持つに至っているのですね。 美意識というものが、閉塞的な現代社会から抜け出すキーワードになるかもしれないと思えました。