兄のことばかり書いてる。 著者は悪戯ばかりされてるけど、兄がユーモアある方でかなり好きだったのかな。 兄自身もいかなる状況でも自身の状況をブラックに明るく振る舞うような、趣味を仕事にするようなぶれない人の印象がある。
家族が亡くなるのは本当に心細いものだ。 弟であろうと兄であろうと、兄弟を心の奥で頼りに思うのは皆同じだと思う。 青とんぼなる同人誌は、兄弟の内輪ネタになっているが、兄弟だけにしかわからない、そんな思い出はみんな持っていると思う。
三男は今で言う厨二病では?と思うけれど、自分をかっこよく見せたい願望であるかなと思う 慕っていた兄弟が亡くなるのは、やっぱり悲しい
兄思いのインテリ坊っちゃんの溢れる思いを綴っている。慟哭の極み。
太宰は六男だったよなーと思い調べると上二人が早くして亡くなったので三兄を事実上の長兄とした家族構成だったようです。 長兄とは仲が悪かったのだと思っていましたが尊敬していたのですね。 当人は幾度となく自殺を計っていてもやはり慕っていた兄の死は悲しいようであります。
亡き兄を想う。前半は肉親の死をさらりと書き上げてるように見えたがやはり悲しいのでしょう、後半の文章に切なさが見えます。
実際の兄弟の構成とは 違うそうですが お兄さん逹に対する尊敬やいとしさが とても感じられてほのぼのします。 お兄さんたちが もう少し長生きされたら 作者の人生も 違ったかたちになっていたのではと 想像します。
おもしろかった。さっと軽く読める。洒落ててユーモアがあってせつなくかわいい。