「文明国には必ず智識ある高等遊民あり」の感想
文明国には必ず智識ある高等遊民あり
ぶんめいこくにはかならずちしきあるこうとうゆうみんあり
初出:「新潮」1912(明治45)年2月

内田魯庵

分量:約2
書き出し:遊民は如何なる国、何れの時代にもある。何所の国に行っても全国民が朝から晩まで稼いで居るものではない。けれども、国に遊民のあるは決して憂うるに足らぬことだ。即ち、これあるは其の国の余裕を示す所以で、勤勉な国民に富んで居るのは、見ように依ってはその国が貧乏だからである。遊民の多きを亡国の兆《ちょう》だなどゝ苦労するのは大きな間違いだ。文明の進んだ富める国には、必ず此の遊民がある。是れ太平の祥であると云...
更新日: 2018/08/07
吉野ヶ里さんの感想

勤勉な国民は貧しさの中で育まれやすい。知識をもった遊民が増えるのは国が豊かな証拠。教育を制限するのはもっての許かである。 なるほど。今までになかった視点。ごちそうさまでした。