私事で恐縮ですが、只今八方塞がりなのに何故か少し元気をもらいました。
太宰先生も色々と大変でさね
どこにも頼るところもなく、僅かな金が尽きたら浮浪者になるほかない悲惨な体験をしたことがあった。不思議なこだがあまり不安はなく、なんとかなるだろうとまったく知らない街で住み込みの飲食店を見つけきりぬけた事がある。人間死ぬこと以外はかすり傷を支えに生きております。
ほのぼのです
1番好きなお話!!٩(Ü*)۶
太宰治の、向破滅的なものを感じる
ユーモアのセンスもこれ程明るいのに、何故自殺なんてしたのだろう。…まだまだ生きてあらゆる作品を残して欲しかったなぁ と、 この手のユーモア溢れるものを読むと私は必ず彼の死を寂しく思う。 何もかもひっくるめて太宰治が好きだけれど。例えクズでも良いから生きて欲しかった。
可愛い
引用されていたバレリィの言葉「善をなす場合にはいつも詫びながらしなければならない、善ほど他人を傷つけるものはないのだから」これだけでも5星の価値あり。
>自分の境遇に感謝すべきです。 はぁ?
浮浪者を見たなら自分の境遇に感謝すべきです。いくら金持ちの息子でも、大人になってまで実家からの仕送りをあてにするのはあまりにも甘えすぎ。
奥さんに泣きついてる場面可愛いな…
終盤で太宰は、ゾッとしたんです。きっと、そうです。記者との笑い話では、済まなかった。本気で自分の成れの果ての姿を予感したんでしょう。でなければ、妻の勘違いの事実を、あそこまで強調しないでしょう。
歌舞伎町はヤニで曇っている。 薄く煙ったあの場所にいる名ばかりの億万長者はきっと浮浪者と変わりない。彼らはみな綺麗な顔をしていた。どこにも行くあてもない美男子の集団。今日も歌舞伎町は曇っている
「顔を見合せると、つい笑ってしまうものだなあ」ってすごいね。この中で太宰だけが浮浪者から人間として見られてる気がする。美男子っていう変なプライドのせいで凡庸な勤め人ができないってのは分かるなあ。この時の写真ってどこかにないかな?きっといい写真だろう。
内気でおしゃれな娘さんに気長に惚れなさい、という有名な文章がこの作品由来だと読んで初めて知りました。新しい発見ができて嬉しいです。
視線の高さが人それぞれ違う愉しみを教えられた作品
可愛い(笑) 本当に何度読んでも、可愛いなぁと思わせてくれる作品です(笑) オチが本当に可愛らしい(笑) 太宰らしいです(笑) 久しぶりに読みましたが、やっぱり笑ってしまいました
人の小説をけなされて号泣する大宰を想像するだけで面白い笑
最後の一文で思わず、ふくく、と笑いました。 オチの付け方が太宰治らしい軽快な作品でした。