「美男子と煙草」の感想
美男子と煙草
びだんしとたばこ
初出:「日本小説」1948(昭和23)年1月

太宰治

分量:約12
書き出し:私は、独《ひと》りで、きょうまでたたかって来たつもりですが、何だかどうにも負けそうで、心細くてたまらなくなりました。けれども、まさか、いままで軽蔑《けいべつ》しつづけて来た者たちに、どうか仲間にいれて下さい、私が悪うございました、と今さら頼む事も出来ません。私は、やっぱり独りで、下等な酒など飲みながら、私のたたかいを、たたかい続けるよりほか無いんです。私のたたかい。それは、一言で言えば、古いものと...
更新日: 2025/05/09
14768c5f8dbcさんの感想

 私事で恐縮ですが、只今八方塞がりなのに何故か少し元気をもらいました。

更新日: 2024/12/05
8eb05d040692さんの感想

太宰先生も色々と大変でさね

更新日: 2023/06/20
cbeb8d424306さんの感想

どこにも頼るところもなく、僅かな金が尽きたら浮浪者になるほかない悲惨な体験をしたことがあった。不思議なこだがあまり不安はなく、なんとかなるだろうとまったく知らない街で住み込みの飲食店を見つけきりぬけた事がある。人間死ぬこと以外はかすり傷を支えに生きております。

更新日: 2022/08/20
ba5194e78df6さんの感想

ほのぼのです

更新日: 2021/08/27
9e2af6ed5187さんの感想

1番好きなお話!!٩(Ü*)۶

更新日: 2021/08/22
b88b914ac157さんの感想

太宰治の、向破滅的なものを感じる

更新日: 2021/06/12
9db341ba634aさんの感想

ユーモアのセンスもこれ程明るいのに、何故自殺なんてしたのだろう。…まだまだ生きてあらゆる作品を残して欲しかったなぁ と、 この手のユーモア溢れるものを読むと私は必ず彼の死を寂しく思う。 何もかもひっくるめて太宰治が好きだけれど。例えクズでも良いから生きて欲しかった。

更新日: 2021/06/10
オラオラのオクラさんの感想

可愛い

更新日: 2021/04/04
b53e79cfe52cさんの感想

引用されていたバレリィの言葉「善をなす場合にはいつも詫びながらしなければならない、善ほど他人を傷つけるものはないのだから」これだけでも5星の価値あり。

更新日: 2021/04/03
b898c08c2c5fさんの感想

>自分の境遇に感謝すべきです。 はぁ?

更新日: 2020/05/23
cb1767196980さんの感想

浮浪者を見たなら自分の境遇に感謝すべきです。いくら金持ちの息子でも、大人になってまで実家からの仕送りをあてにするのはあまりにも甘えすぎ。

更新日: 2020/05/09
c4b392b7da6fさんの感想

奥さんに泣きついてる場面可愛いな…

更新日: 2020/03/31
efdd8163fae3さんの感想

終盤で太宰は、ゾッとしたんです。きっと、そうです。記者との笑い話では、済まなかった。本気で自分の成れの果ての姿を予感したんでしょう。でなければ、妻の勘違いの事実を、あそこまで強調しないでしょう。

更新日: 2019/07/19
500e5e392508さんの感想

歌舞伎町はヤニで曇っている。 薄く煙ったあの場所にいる名ばかりの億万長者はきっと浮浪者と変わりない。彼らはみな綺麗な顔をしていた。どこにも行くあてもない美男子の集団。今日も歌舞伎町は曇っている

更新日: 2019/04/07
e661fec659e3さんの感想

「顔を見合せると、つい笑ってしまうものだなあ」ってすごいね。この中で太宰だけが浮浪者から人間として見られてる気がする。美男子っていう変なプライドのせいで凡庸な勤め人ができないってのは分かるなあ。この時の写真ってどこかにないかな?きっといい写真だろう。

更新日: 2019/01/03
a296e5800df1さんの感想

内気でおしゃれな娘さんに気長に惚れなさい、という有名な文章がこの作品由来だと読んで初めて知りました。新しい発見ができて嬉しいです。

更新日: 2018/10/25
d33a36ac740fさんの感想

視線の高さが人それぞれ違う愉しみを教えられた作品

更新日: 2018/08/28
白湯太郎さんの感想

可愛い(笑) 本当に何度読んでも、可愛いなぁと思わせてくれる作品です(笑) オチが本当に可愛らしい(笑) 太宰らしいです(笑) 久しぶりに読みましたが、やっぱり笑ってしまいました

更新日: 2018/06/24
59a56f3571b5さんの感想

人の小説をけなされて号泣する大宰を想像するだけで面白い笑

更新日: 2017/12/26
d27e0b9c452aさんの感想

最後の一文で思わず、ふくく、と笑いました。 オチの付け方が太宰治らしい軽快な作品でした。