林芙美子
数年間 ほそぼそと 小商いの 洋品店を 営んできた 夫婦に 別れ話しが 持ち上がり 夜逃げ 同様に 店を 畳んだ 二人は 再出発を それぞれ 試みるけど うまく 行く 分けもなく 閉塞感に 充ちた 展開の 文章である。細部にわたり 原価の符丁など 巧みな 表現に 詩情を 感じた。