林芙美子
男は初婚と思い込み 戦傷で片目を失った男と 結婚してしまう。ところが 罰イチであり 子供を預けていることがも 判明した。その前妻の子に 会いに行く途中の 電車の中で 幸せそうな 家族連れを見掛け 何かと 卑下してしまいがちな 夫を支えて 頼もしく 生きようと決意する。あの直木賞作家の 向田邦子の作品にも 車中の家族風景を 描写したものがあったと思った。
これぞ、お互いを想う夫婦の形。過去に色々あったけれども、きっと良い家庭を築いていくのかなと感じた。
滲むような文章で、心にゆっくり染みました。