「春寒」の感想
春寒
はるさむ
初出:「渋柿」1921(大正10)年1月

寺田寅彦

分量:約10
書き出し:スカンジナヴィアの遠い昔の物語が、アイスランド人の口碑に残って伝えられたのを、十二世紀の終わりにスノルレ・スツール・ラソンという人が書きつづった記録が Heimskringla という書物になって現代に伝えられている。その一部が英訳されているのをおもしろそうだと思って買って来たまま、しばらく手を触れないで打っちゃっておいた。ことしの春のまだ寒いころであった。毎日床の中に寝たきりで、同じような単調な...
更新日: 2025/08/22
艚埜臚羇1941さんの感想

  オラーフの 最後の 顛末を 読んだ日に 偶然 娘さんが ピアノの 低音部を 熱心に さらって いたので 感情の 動きが 心情と 同期したようでもあり 珍しい 読書 体験が 忽然と あじわえた ようでも ある。うらやましい ですね。