若い頃はもしかしたら女性にモテるかもしれないなどと妄想に駈られたこともあったな。動物の本能なのか実に血気盛んに街中を徘徊していたころを思い出す。加齢とともに時間、体力、お金、興味、満足感、これら方向変換したら流行り病だったのかなと思えてきました。作者の洞察力に脱帽します。
「恋愛」という美名の化けの皮を剥がし、恋愛=色欲と看破した太宰治に拍手。肉欲より上位に片恋(精神的恋愛)があるという太宰治はやはりロマンチストなのかな。お篠の体よりも雀焼き(食欲が性欲に勝る)に惹かれるという例証がまた太宰の面白いところ。
恋愛意思説だって。最たるものは片想い、ときた。恋愛が性的衝動やら煩悶なら、片想いはマスターベーションだな。ところで、性的衝動やら煩悶をセックスとストレートに言わないのは、マスターベーションをオナニーと言わないのに似ている。つまりは、チャンスを意思と言った太宰は実にストレートで恥知らずな輩である。
恋人募集中▫婚活中の向きには 半分くらいは 役に立つかも知れない。 始に すべからく チャンスに頼るは 下卑た事と 突き放す。 有力者の妾で兼業で芸者の女からの誘惑に 勝ったのは 雀焼き喰いたい一心からだった と嘯く。 片恋が 最高の姿と 言い切るのでは 身も蓋もない。 正解は 文中にある。
コワイコトナイ、ダイジョブ。いやーっはっはっはっ、呵々大笑。
なるほどー!恋愛って言葉はそういう意味なのね。 愛ってそういう言葉の方が単刀直入で分かりやすい!と目からウロコでした! 愛を初めて理解したかもしれません。 寒雀、私も食べてみたいです。
死ぬほど面白かった。電車の中で口を押さえて笑っちゃった。
雀焼き万歳
片恋こそ恋愛の最高の姿 やはり太宰治は本当に女性にもてる人だ
太宰と意見が一致した♪
恋をチャンスだと思うだなんて下品だとのたまわり、何を主に伝えたいのかよくわからない。しかし、最後の十年の恋の話は突き刺さる。
おもしろいです。どう展開していくのか わくわく感があります。 すごく真面目で ユーモアがあるし さすがに説得力があります。
なかなか味のある話だ。 雀がそんなにうまいとはしらなかった。