「根岸庵を訪う記」の感想
根岸庵を訪う記
ねぎしあんをおとなうき
初出:

寺田寅彦

分量:約14
書き出し:九月五日動物園の大蛇を見に行くとて京橋の寓居《ぐうきょ》を出て通り合わせの鉄道馬車に乗り上野へ着いたのが二時頃。今日は曇天で暑さも薄く道も悪くないのでなかなか公園も賑《にぎ》おうている。西郷の銅像の後ろから黒門《くろもん》の前へぬけて動物園の方へ曲ると外国の水兵が人力《じんりき》と何か八釜《やかま》しく云って直《ね》ぶみをしていたが話が纏《まと》まらなかったと見えて間もなく商品陳列所の方へ行ってし...
更新日: 2025/05/15
65c8aadc88adさんの感想

雙之川喜1941  正岡子規の 根岸の 寓居の 初めての 寅彦の 訪問記 である。道が わからないので 交番の 巡査に 聞いても 意外にも 拉致が あかなかった。玄関先には 子供用の下駄が 並べ られており 外出も ままならない ことが 察知され 心を 痛めた ありさまが 伝わって 来て うまく 表現するものだと 思った。羅卒からは 道を 教えて もらえなかった けど 子規からは おおくの ことを しめされ 導師を 得たという ことかもしれない。