「案内者」の感想
案内者
あんないしゃ
初出:「改造」1922(大正11)年1月

寺田寅彦

分量:約23
書き出し:どこかへ旅行がしてみたくなる。しかし別にどこというきまったあてがない。そういう時に旅行案内記の類をあけて見ると、あるいは海浜、あるいは山間の湖水、あるいは温泉といったように、行くべき所がさまざま有りすぎるほどある。そこでまずかりに温泉なら温泉ときめて、温泉の部を少し詳しく見て行くと、各温泉の水質や効能、周囲の形勝名所旧跡などのだいたいがざっとわかる。しかしもう少し詳しく具体的の事が知りたくなって、...
更新日: 2025/05/16
65c8aadc88adさんの感想

雙之川喜1941  ガイドというものは 旅行にしろ 学術研究にしろ 活用の 仕方に よっては 有用なもので いろいろと 助けられる 場合が あることはある。ガイドの 押し売りに 辟易して 金を惜しんだら 日本人は もっと 紳士だと 思っていたと 言われたので ガイドは もっと 紳士だと 思っていたと 言い返したという。また 駱駝に のってみたら おりる 料金は 別料金だとして せびられた 話しは 有名 なので よくきく。とかく 先達は あらまほしきことと 先人も 説いている。ここは 両者 共存共栄と いきましょう。