「一つの思考実験」の感想
一つの思考実験
ひとつのしこうじっけん
初出:「中央公論」1922(大正11)年5月

寺田寅彦

分量:約32
書き出し:私は今の世の人間が自覚的あるいはむしろ多くは無自覚的に感ずるいろいろの不幸や不安の原因のかなり大きな部分が、「新聞」というものの存在と直接関係をもっているように思う。あるいは新聞の存在を余儀なくし、新聞の内容を供給している現代文化そのものがこれらの原因になっていると言ったほうが妥当かもしれないが、それはいずれにしても、私はあらゆる日刊新聞を全廃する事によって、この世の中がもう少し住みごこちのいいも...
更新日: 2025/01/11
65c8aadc88adさんの感想

臚鬼 新聞を 全廃して見たら どうなるかという 仮説を 展開する。論旨は 明確で 思わず 共感してしまう。今となっては 全廃なら ぬ全敗が 刻々と ちかずきつつ あるのは 歴史の 皮肉と言うべきか。06:08