この作品を評された太宰治が怒って評論家に暴言を吐いたというエピソードがある 評論家いわく 「まことに面白く読めたが、翌る朝になったら何も残らぬ」と 太宰治は何に怒りを覚えたのか? むしろあまりのぐだぐだぶりに読まされる方が怒りを覚える位だが… 時代がこれを書かせたのかもしれないが、今ならこの作品はネット上で叩かれることうけあい
作家は常識人では務まらない世界かもしれない。芸のためなら女房も泣かす、てな歌がありました。作物のための肥やしでしょうか?太宰の作品には酒と女を超越した名作も多数あるのが嬉しい。
残酷なほど不義まみれ太宰。だからこそ、徹底的に義を突き詰めた。きっと彼、炬燵の中で泣いてたでしょう。
義とは、みずから地獄にはまっていくこと。自分の恥の部分をえぐられた感じがした。太宰治得意分野だ。好きです。
ツッコミどころ満載の太宰治の渾身の皮肉ネタ。
太宰の書く男はどこまでも最低で、女はどこまでも強い。しっかりしてよ、おとうさん。
どうしようもない だめな『父』を書いています。 寒風の中、身重の体で米の配給に並ぶ 奥さん、子供達。 現実の時間のように 怒りが湧いてきて 文学として みれなくなる。