雙之川喜1941　線香花火の　燃え方には　序-破-急や　起承転結が　あるとする。ﾁｬｲｺﾌｽｷｰの　音楽の　構成に　似て　劇的なる　展開を　見せるとする。花火が　消える　寸前の　はなばなしい　盛り上がりは　なにやら　人生の　終局の　鎮魂曲の　ようでもあり　末期　高齢者としては　貰い泣きの　予感に　おののいて　しまうのである。外国に　おいて　線香花火が　日本のように　製造　できないのは　和紙が　ないからだと　される。線香花火の　燃焼の　速さは　和紙が　最適と　いわれている。この　夏の　夜の　愉しみは　日本人の　感性の　集大成 かもしれないと　おもい　いった。

　1、仰臥漫録− 正岡子規 　修善寺日記 − 漱石　2、夏　3、涼味　4、向日葵　5、線香花火　2021年8月20日　読売新聞の編集手帳に掲載されている。寺田は　分析的に　見るので　おちおち　のんびり　眺めておられなくなります。　6、金平糖　7 、風呂 流し　8、調律師　9、芥川龍之介君　10、過去帳　11、猫の死　12、舞踊。