「連句雑俎」の感想
連句雑俎
れんくざっそ
初出:「渋柿」1931(昭和6)年3月~12月

寺田寅彦

分量:約108
書き出し:一連句の独自性日本アジア協会学報第二集第三巻にエー・ネヴィル・ホワイマント氏の「日本語および国民の南洋起原説」という論文が出ている。これはこの表題の示すごとく、日本国語の根源が南洋にある事を論証し、従って国民祖先の大部分もまた南洋から渡来したものだと論断しようとするものである。この学説の当否についてはもちろん種々の議論があるであろうが、ここではもちろんそれは問題にしない。この論文の始めの序説中、日...
更新日: 2021/01/02
19双之川喜41さんの感想

 チャンバレーン が  日本固有なものは  風呂桶とポエトリーぐらいなものだと  言ってのけたのに対して  寅彦は 腹を立て 俳諧味は ドイツに 最も乏しく  フランスには いくらか あるとした。 その背景として 日本の景観の多様性  即ち四季を挙げる。