「錯覚数題」の感想
錯覚数題
さっかくすうだい
初出:「中央公論」1933(昭和8)年8月

寺田寅彦

分量:約24
書き出し:一ハイディンガー・ブラッシ目は物を見るためのものである。目がなければ外界の物は見えない。しかし目が二つあれば目で見えるはずのものがなんでも見えるかと言うと、そうは行かない。眼前の物体の光学的影像がちゃんと網膜に映じていてもその物の存在を認めないことはある。これはだれでも普通に経験することである。たとえば机の上にある紙切りが見えないであたり近所を捜し回ることがある。手に持っている品物をないないと言っ...
更新日: 2020/12/09
19双之川喜41さんの感想

 世の中の 殆んどの事は 思い込み 勘違い 独り善がりから 成り立っているらしい。 具体的な例を示して 平易な文章で 啓発的に 本質に触れる。 読んでおいて損のない 内容と感じた。