徳冨蘆花
蘆花は 自ら望んで 田園生活を始めたので 文句も言えず まずい井戸水に音を上げて 天秤桶を肩に 川まで水汲みに 行く羽目になってしまった。 辛さに耐えかねて 大掛かりな 井戸さらいを決行し 川に行かなくて済むようになった。 井戸の底から 色々出てくるので 井戸さらいも 結構面白いものではあったという。