最近 海外の 人たちが 関西に 大挙して 押し寄せ かのちを ことのほか 気に入る 人たちが すくなからず いるようにも みうけらるれ らしい。波長が合うのか 意気投合するのは 何ものにも 邪魔されない 野性味に 充ちた 原始の 感覚に触れ おおいに くつろぐのであろう。やがて 飽きてきて 二度と 行くもんかと まなじりを 決する 人たちは ある意味 両国の 宝物であるからして 歓待してみると いいかもしれないと 愚考した。
大阪と東京の違い、文化の違いをこの時代に明確に喝破している。好著。
直木三十五の大阪を歩くでは、大阪人のこと、事に大阪の女と商人のことを、ボロクソに貶し批判している。直木三十五にとっての故郷大阪を誉めて誇りにしようとはしているが、兎角、東京人と比較して、東京の方が文化があり、上品で良いと誉めちぎる。確かに大阪人は下品で図々しく、がめつく、セコイ。直木三十五は単なる大衆文學だけでなく、科学知識、政治・経済はど文学以外のちしきも有ると言い、そんな文学も書きたいと言っているが、あまり興味は湧かない。戦前の作品なのであるが、日本大阪の将来は科学技術に有ると、科学の研究所をいっぱいつくってより大きな富を産み出すべきと言っているのは、卓見である。