気持ちが和みました。
みんなかわいい
冷たい、寒い雪の夜。 でも、心はぽかぽかに温まるお話です。賢治の雪の描写も素晴らしく、キックキックトントン、とリズミカルにお話は進みます。 信じ合うことの嬉しさが、込み上げてきます。
画かれてないのに、兄弟たちの日常が浮かんで、涙が出そうになる。青い
「キックキックトントン」という表現が何度も登場しています。そして、面白いのは読点の打ち方を変化させているところです。キックキック、トントンであったり、キック、キック、トントンであったり、あるいは読点を打たずキックキックトントンにしたり。読点の打ち方一つで、受ける印象が全く異なります。文字だけで、なんて多彩な表現でしょうか。宮沢賢治の表現は本当に豊かです。