「雪渡り」の感想
雪渡り
ゆきわたり
初出:「愛国婦人」1921(大正10)年12月号、1922(大正11)年1月号

宮沢賢治

分量:約18
書き出し:雪渡りその一(小狐《こぎつね》の紺三郎)雪がすっかり凍って大理石よりも堅くなり、空も冷たい滑らかな青い石の板で出来てゐるらしいのです。「堅雪かんこ、しみ雪しんこ。」お日様がまっ白に燃えて百合《ゆり》の匂《にほひ》を撒《ま》きちらし又雪をぎらぎら照らしました。木なんかみんなザラメを掛けたやうに霜でぴかぴかしてゐます。「堅雪かんこ、凍《し》み雪しんこ。」四郎とかん子とは小さな雪沓《ゆきぐつ》をはいてキ...
更新日: 2024/08/16
8eb05d040692さんの感想

気持ちが和みました。

更新日: 2024/02/28
d_AIRainさんの感想

みんなかわいい

更新日: 2021/01/02
1fce57329519さんの感想

冷たい、寒い雪の夜。 でも、心はぽかぽかに温まるお話です。賢治の雪の描写も素晴らしく、キックキックトントン、とリズミカルにお話は進みます。 信じ合うことの嬉しさが、込み上げてきます。

更新日: 2016/12/04
aaa544c97244さんの感想

画かれてないのに、兄弟たちの日常が浮かんで、涙が出そうになる。青い

更新日: 2015/12/05
463f42a1d03fさんの感想

「キックキックトントン」という表現が何度も登場しています。そして、面白いのは読点の打ち方を変化させているところです。キックキック、トントンであったり、キック、キック、トントンであったり、あるいは読点を打たずキックキックトントンにしたり。読点の打ち方一つで、受ける印象が全く異なります。文字だけで、なんて多彩な表現でしょうか。宮沢賢治の表現は本当に豊かです。