過剰すぎる自意識、小心なところ、服のしみ、色あせ、よれよれ感、臭いまで漂ってくるようで、自分が体験しているようにリアルに感じられて、心の動きもすごく理解できて、楽しめました。
確かに公定の服なら、不似合いもヘチマもないですからね。やはり無意識こそ、理想のファッションなのでは?
太宰って現代に生きてたら、しまむら着てそう
太宰治のなかでは、ヒヤヒヤするところがなかった。ただ、入試前日のなハラハラした感覚を上手に描写されていて良かった。
歳をとるといつの間にか忘れてしまうのだが、若い頃は確かにこんな感じで自意識過剰だった気がする。
服装についてのコラム。 人目を気にするあまり、何を着ても窮屈そうである。芸術家は大変だな。