小さい頃に見た幻覚や祖母のことなど、なかなか難解であった。
題意は 達磨ということになる かもしれない。 太宰は 「寒くないかい」などと 達磨に 話しかける。 幼少期の記憶と云うものは 支離滅裂なのが 普通であるからして 仕上がりも 其れを写してしまっている ようにも思われる。
おもしろかった
「揺るがぬ自負を持つ」「私を信じなさい」とか、珍しく真面目な口調と思えば、「嘘が崩れかけてきた」なんて、飄々と掌返し。こういう臆面もなく読者を喰ってるとこが実に好ましい。
また未完かーい!! めっちゃきになる。つづき。 馬の描写が上手く理解できない
不思議な作品。
物足りない。もったいない。
賛否両論だとおもうが、わたしはすごく引き込まれた。 たとえば、ヒト。のフレーズや祖母の死の場面。 途中の手管の話がすこし余計なきもするが、それを含めまんまと手管に骨抜きにされてしまった。未完ながらこの充実感はすごいとしかいいようがない。ここからどう完結するのか考えるのもなかなか乙なもの。
最初の三行だけだ。「どうにかなる。どうにかなろうと一日一日を迎えてそのまま送っていって暮らしているのであるが、それでも、なんとしても、どうにもならなくなってしまう場合がある。」太宰の文才に引き込まれたのは僅かにこの三行。あとは糞だ!太宰にしては珍しい。こんな駄作読んだことない。
未完成だけれどある意味完結している。 子供の心を大人が捉えるとこういうふうになるのかな。すきです。