「アンドロギュノスの裔」の感想
アンドロギュノスの裔
アンドロギュノスのちすじ
初出:「新青年」1929(昭和4)年8月

渡辺温

分量:約15
書き出し:——曾て、哲人アビュレの故郷なるマドーラの町に、一人の魔法をよく使う女が住んでいた。彼女は自分が男に想いを懸けた時には、その男の髪の毛を或る草と一緒に、何か呪文を唱えながら、三脚台の上で焼くことに依って、どんな男をでも、自分の寝床に誘い込むことが出来た。ところが、或る日のこと、彼女は一人の若者を見初めたので、その魔法を用いたのだが、下婢に欺かれて、若者の髪の毛のつもりで、実は居酒屋の店先にあった羊...
更新日: 2025/05/16
65c8aadc88adさんの感想

雙之川喜1941  題名は 奇を てらって おり 神話から 想を 得たらしい けど ちすじなる 漢字も 読める 向きは まず いないだろう。金稼ぎに こんな 書き手が いるのには 驚いた。

更新日: 2018/02/10
ec538f32331eさんの感想

ギリシャ神話で、 人間はアンドロギュノスという雌雄一体の生き物であったが、ゼウスにより雌雄が分割された為、片割れを求めるようになり、それが恋なのだという。不可解な題名の由来は、片割れを求めようとしている男の恋の遍歴? 高嶺の花の女優に長らく片想い、女優の女中と偽った 夜の女 に騙された後、故郷で幼馴染みと幸せな結婚をした。ついに片割れを見つけることが出来た。コミカルでちょっと笑える。

更新日: 2018/01/14
499d9d7566bbさんの感想

タイトルが気になって読んでみた。 現実はそういうものだよなあと思ったりする。

更新日: 2015/12/15
b6226aa70d42さんの感想

何だかなぁ?