「怪談牡丹灯籠」の感想
怪談牡丹灯籠
かいだんぼたんどうろう

04 怪談牡丹灯籠

04 かいだんぼたんどうろう

鈴木行三

分量:約377
書き出し:一寛宝《かんぽう》三年の四月十一日、まだ東京を江戸と申しました頃、湯島天神《ゆしまてんじん》の社《やしろ》にて聖徳太子《しょうとくたいし》の御祭礼《ごさいれい》を致しまして、その時大層|参詣《さんけい》の人が出て群集雑沓《ぐんじゅざっとう》を極《きわ》めました。こゝに本郷三丁目に藤村屋新兵衞《ふじむらやしんべえ》という刀屋《かたなや》がございまして、その店先には良い代物《しろもの》が列《なら》べて...
更新日: 2021/01/09
19双之川喜41さんの感想

 男が この世の者ではない女と 良い仲になる。 速記術を活用して 文章化した。 言文一致運動の きっかけと なったという。 大文豪も 影響されたというが 漫才を活字化したようなもので 戸惑 が 無いわけではないと 思った。

更新日: 2019/02/16
うさぎ御前さんの感想

落語で一部、聞いたことがあったので、全体はどんなだろうと気になっていたところに見つけたので、これはと思い読んでみました。 なるほど、話したままを書き留めたような、まるで声が聞こえてきそうな文章です。 幽霊話の美しさや恐ろしさ、仇討ち話のハラハラする感じ、筋書きがあっちへ飛んだり、実は誰々、等は歌舞伎を思い起こさせる物語の構成になっています。 江戸、明治と、消え行くものを実にうまくまとめて残してくれたものです。

更新日: 2016/01/04
奥津棄戸明さんの感想

纏まりがない話だ。