「木精」の感想
木精
こだま

森鴎外

分量:約7
書き出し:巌《いわ》が屏風《びょうぶ》のように立っている。登山をする人が、始めて深山薄雪草《みやまうすゆきそう》の白い花を見付けて喜ぶのは、ここの谷間である。フランツはいつもここへ来てハルロオと呼ぶ。麻のようなブロンドな頭を振り立って、どうかしたら羅馬《ロオマ》法皇の宮廷へでも生捕《いけど》られて行きそうな高音でハルロオと呼ぶのである。呼んでしまってじいっとして待っている。暫《しばら》くすると、大きい鈍いコ...
更新日: 2022/11/28
a51f8fbd8a79さんの感想

老いるということの心持ちを静かに描く、美しい作品である。

更新日: 2016/11/03
652a80165a76さんの感想

やまびこの仕組みを知らないからギリシャ神話のエコーの存在を信じてるみたいな感じ。 生きてるならいいやって思えたって事ね。