擬音が巧妙に文の中に入り交じっていて場景が想像しやすい。私達からしてみればただのきのこに過ぎないが蟻さんから見ると自身の体躯の何倍も大きいものが一晩にして出現したわけで混乱するのも理解できる。
蟻、苔、羊歯、きのこ、霧、 兵隊さんが出てくるのに、なんとファンタジックでユーモアたっぷりのお話でしょうか。 人間社会は、毎日毎日、目を覆いたくなるような兵隊さんの話ばかり。気持ちを暗くするものからは、しばし目をそらして、子供達にゆっくり読んで聞かせたいお話です。
可愛い蟻とカッコイイ兵隊蟻のお話し…最後の文章はぼかした表現で…きのこなのかムカデのような虫が現れたのかわからない描写で続きが気になる感じで終わっていました
暗中模索や五里霧中の問題や心配が実は大した事では無かったのだと判りサーと心が晴れ明るくなっていく体験。 そして世界が彩りを取り戻し、表面的にはそれまでと同じ日常であっても、また新たな活力をもってそれを迎え直せるようになる。 小さなことかもしれないが日々生を営んでいく上でとても大切な事だ。 そんな宮澤賢治らしい思いが短く端的なストーリーと宮澤賢治らしいテイストの中に織り込まれた佳作だと思います。
蟻が キノコを 巨大建物と間違えて 測量部に報告に行ってしまう話しです。 「霧がポシャポシャ降る」森の中を 「ぷるぷる蟻が走る」などの オノマトペ(擬音語)が巧みで 詩情溢れる構成だと思いました。
蟻の世界を人間世界と繋げて描いているので、蟻をすごく近くに感じました。 どんな生き物にも次の日が来るんだなと想像すると、少し自分の感じる世界が広がったような気がします。 小さな世界がいとおしい。
読みながらアニメの映像が浮かんで来るようでした。 上空から見たら、人間もきっとこんな感じなんだろうな。
いかめしい歩哨さんが可愛らしく感じるお話でした。
大筋がわかりけど、ちょっと意味わからない、童話でしょうね!えぇぇ、頭悪い。hhhh
蟻の目から見ると きのこはでっかい建造物 私たちにしてあげれば 30階建てのビルがいきなり 一晩でできた みたいなものでしたね 蟻の目線からものを見るなんて これからアリを見つけたらなんて思って見ているのかじっと観察してみようと思います
トンマな蟻の歩哨 2匹の蟻の子ども 笑い 大人と子ども 大人は真面目で威張ってて、そのくせ物の見方がstereotypeだ。 一方、 子どもは無邪気でいつも笑いがあり、物の見方が自由で想像的だ。 「笑って笑って笑う」という表現が気に入った。
最後のシーン想像出来てかっこいい
賢治らしくリズムがいい。
自然描写が美しく、蟻やキノコが可愛らしくユニークで迫力があって圧巻の作品でした! 素敵過ぎる!!
眠れない夜中に読みました。 ぽしゃぽしゃ、ぷるぷるぷるぷる、ぶるぶるぶるぶる。なんだか心がとけて癒される表現です。 アリを調べるアリの様子、ああ、見たことあるなあと昔を思い出しました。賢治もじっと見たのでしょうね。 北緯25度東経6厘て、どのあたりかな。
キノコは一体どんな種類だったのだろうか。そしてぽきりとそれを折って持って行ってしまったのは誰だったのだろうか。
ほっこりしました
涼平度が高い。2匹の蟻の子がかわいい。
賢治らしい表現。きのこと対峙する蟻がなんとも愛らしい。
ぽしゃぽしゃという表現が好きでした!