ダラダラとくどい。心の彷徨とは概してこんなものだ。落ちが見事。
太宰治先生の主人公が女で、女について綴る作品は最高。卑屈さと陰気さの根底にある自己愛がバチバチに強いの漏れ伝わって来てゾワゾワする
人間一回酷い目に遭うと、ちょっとした事で悩まなくなるね。
紙の本で読んだ。 皮膚病をキッカケに夫婦の距離が縮まって本当に良かった。 太宰の作品でこんなにホッとしたことは無い。クズ夫でなくて良かった。
もともと 容姿には 劣等感をもっている女が やっと 後妻ではあるが 結婚できた。 風呂や帰りに 皮膚病の 症状がでる。 悶々とした日々を 送り 考え込む。 二重の 引け目に 男が 優しいだけに 女は 深刻になる。 抑制的な 筆致に 魅せられてしまうと感じた。
熟柿の潰れた醜さなど普段見落としている有り様を唐突に文に入れてきたと思えば、プロステチュウト等教養の高さをはにかみながら巧みに使う太宰治に恋に落ちますよ。
あなたがおもうほどあなたは醜くはない。 外見も、内面も。
吹き出物の精神的打撃。これって女性特有なのだろうか。あと、夫婦っていいなと思う。良い旦那さん。
肌。確かに思い当たるフシはある。 表面の悲しさが心の芯にまで蝕んでくる瞬間的な感覚も、よくわかる。 女性のある姿ということか。
題名から 科学的な内容かと思って読み始めたが、 全く違っていました。 何かコンプレックスがあると悪いことは、 すべて それが原因だと思ってしまう。 女性の心理をよく 表している。男の人も 同じかもしれないが。
主人公の女が可愛い…