「元日」の感想
元日
がんじつ
初出:「朝日新聞」1910(明治43)年1月1日

夏目漱石

分量:約5
書き出し:元日を御目出《おめで》たいものと極《き》めたのは、一体|何処《どこ》の誰か知らないが、世間が夫《そ》れに雷同《らいどう》しているうちは新聞社が困る丈《だけ》である。雑録でも短篇でも小説でも乃至《ないし》は俳句漢詩和歌でも、苟《いやし》くも元日の紙上にあらわれる以上は、いくら元日らしい顔をしたって、元日の作でないに極《きま》っている。尤《もっと》も師走《しわす》に想像を逞《たくま》しくしてはならぬと...
更新日: 2024/01/22
8eb05d040692さんの感想

なかなか面白かったです。 物書きも大変なんですね…

更新日: 2021/01/10
7f27843862d2さんの感想

なかなか鋭いご指摘です。正月であっても、なるべく同じように過ごそうと思ってしまいます。

更新日: 2020/01/17
ab079710131cさんの感想

面白い

更新日: 2018/08/01
いちにいさんの感想

正月の記事は昨年度に書いたものである、と漱石暴露。TVのバラエティー番組などは典型的で収録は秋口が一般的だ。夏にコートや羽織袴を着ることあるようで。さて、文章となると内容が大切だ!漱石は昨年の実績を書いたと告白。正月とは、という定義は無いが、毎年決まったようなことしかしないのだから、いつの正月の話題だって良さそうだ!ただ、おめでとうございます!と言っとけば良い。

更新日: 2017/04/19
まあこさんの感想

漱石の気難しさと生真面目が現れていてこちらも気が失せてくる…元旦くらい明るくいこうよと思ったけどそれが駄目なんですよね。

更新日: 2017/03/05
3e0a2efd4c8dさんの感想

真面目の一言です。現代の状況を見たら、漱石さん、なんと想うでしょうか?