「私の経過した学生時代」の感想
私の経過した学生時代
わたしのけいかしたがくせいじだい
初出:「中学世界」1909(明治42)年1月1日

夏目漱石

分量:約15
書き出し:一私の学生時代を回顧して見ると、殆《ほと》んど勉強と云う勉強はせずに過した方である。従ってこれに関して読者諸君を益するような斬新《ざんしん》な勉強法もなければ、面白い材料も持たぬが、自身の教訓の為め、つまり這麼《こんな》不勉強者は、斯《こ》ういう結果になるという戒《いましめ》を、思い出したまま述べて見よう。私は東京で生れ、東京で育てられた、謂《い》わば純粋の江戸ッ子である。明瞭《はっきり》記憶して...
更新日: 2019/10/27
19双之川喜41さんの感想

 予備校なるものは 漱石の時代にもあったようで 学制が 今とは異なっており 比較しようもないけど 漱石も 予備校生だったのは 間違いないようである。 悪戦苦闘したとは 意外であると思った。

更新日: 2017/04/27
f7e729662da5さんの感想

夏目漱石氏の学生時代の失敗談を綴った作品である。淡々と当時の生活の様子を語っているため、特にクセもなく読みやすい作品だと思う。