「雪魔」の感想
雪魔
せつま
初出:「東北少国民」河北新報社、1946(昭和21)年3月~9月号

海野十三

分量:約34
書き出し:東京の学校が休みになったので、彦太少年は三月ぶりに木谷村へ帰って来た。村はすっかり雪の中にうずまっていた。この冬は雪がたいへん多くて、もう四回も雪|下《お》ろしをしたそうである。駅をおりると、靴をかんじきにはきかえて村まで歩いたが、電柱が雪の中からほんのわずかに黒い頭を出しているばかりで、屋根の見える家は一軒もなかった。「この冬は、これからまだ三度や四度は、雪下ろしをせねばなるまいよ」と、迎えに来...
更新日: 2016/01/01
奥津棄戸明さんの感想

面白かった