「極楽」の感想
極楽
ごくらく

菊池寛

分量:約17
書き出し:京師室町姉小路下る染物悉皆商近江屋宗兵衛の老母おかんは、文化二年二月二十三日六十六歳を一期として、卒中の気味で突然物故した。穏やかな安らかな往生であった。配偶の先代宗兵衛に死別れてから、おかんは一日も早く、往生の本懐を遂ぐる日を待って居たと云ってもよかった。先祖代々からの堅い門徒で、往生の一義に於ては、若い時からしっかりとした安心を懐いて居た。殊に配偶に別れてからは、日も夜も足りないようにお西様へ...
更新日: 2023/07/28
c413301cae5aさんの感想

衝撃の内容です。同時にひとつの疑問がわきました。僧職に就かれる方々はこの作品を読んだらどうなるのでしょうか。物凄く困っっちゃうのではないでしょうか?

更新日: 2022/11/19
鍋焼きうどんさんの感想

もしも地獄に行っていたら永遠に懲らしめられ、極楽を夢見ることが唯一の慰めになったろう。永遠の極楽もこれの写し鏡ということか。あの世は極端過ぎるよ。地獄と極楽の中間があれば良いのにね。

更新日: 2021/08/04
19双之川喜41さんの感想

 極楽で 果てしない 倦怠感に悩まされるための 現世での精進は 半端なことでは すまされない。 地獄の 有り様を 想像することは 勝ち組の特権に 違いないと思った。

更新日: 2021/02/16
b53e79cfe52cさんの感想

むむ 笑いも極まれば涙となり、涙も極まれば笑いとなる。極楽も極まれば地獄となるのでしょうか?人間の本性はどうなっているのでしょうかね?アイデア賞もの!

更新日: 2021/02/03
32c7783d1aa1さんの感想

宗教批判的な風刺がまた面白い

更新日: 2021/02/01
9741e0063ebbさんの感想

極楽と言うのは、あの世の地獄だね。 恐ろしい~