太宰治
焦燥に絡め捕られた 人間の戯言 或いは 病人のモノローグ
徹底的な人間不信。 この作品の根底はそこにある。
私の死を最大限利用して下さい… 現代のキリストを目指したのでは。
脳病院での 実写か創作かは 判らない。 入院時には 新入りは 二階の景色の良い個室に入れるけど 翌日は 一階の大部屋に替えられる という。 そうかも しれない。 専門医が 読み解けば もっと 潜在的な意識をも探り当てるのかな と思った。
とても素晴らしい作品だと、思います。