「HUMAN LOST」の感想
HUMAN LOST
ヒューマン ロスト
初出:「新潮」1937(昭和12)年4月

太宰治

分量:約31
書き出し:思いは、ひとつ、窓前花。十三日。なし。十四日。なし。十五日。かくまで深き、十六日。なし。十七日。なし。十八日。ものかいて扇ひき裂くなごり哉《かな》ふたみにわかれ十九日。十月十三日より、板橋区のとある病院にいる。来て、三日間、歯ぎしりして泣いてばかりいた。銅貨のふくしゅうだ。ここは、気ちがい病院なのだ。となりの部屋の若旦那《わかだんな》は、ふすまをあけたら、浴衣《ゆかた》がかかっていて、どうも工合い...
更新日: 2025/01/24
時間旅行者さんの感想

焦燥に絡め捕られた 人間の戯言 或いは 病人のモノローグ

更新日: 2021/06/14
a252ae791da2さんの感想

徹底的な人間不信。 この作品の根底はそこにある。

更新日: 2020/04/04
梶サンさんの感想

私の死を最大限利用して下さい… 現代のキリストを目指したのでは。

更新日: 2019/11/06
19双之川喜41さんの感想

 脳病院での 実写か創作かは 判らない。 入院時には 新入りは 二階の景色の良い個室に入れるけど 翌日は 一階の大部屋に替えられる という。 そうかも しれない。 専門医が 読み解けば もっと 潜在的な意識をも探り当てるのかな と思った。

更新日: 2019/05/26
13191a2f63e6さんの感想

とても素晴らしい作品だと、思います。