「懶惰の歌留多」の感想
懶惰の歌留多
らんだのかるた
初出:「文芸」1939(昭和14)年4月

太宰治

分量:約32
書き出し:私の数ある悪徳の中で、最も顕著の悪徳は、怠惰《たいだ》である。これは、もう、疑いをいれない。よほどのものである。こと、怠惰に関してだけは、私は、ほんものである。まさか、それを自慢しているわけではない。ほとほと、自分でも呆《あき》れている。私の、これは、最大欠陥である。たしかに、恥ずべき、欠陥である。怠惰ほど、いろいろ言い抜けのできる悪徳も、少い。臥竜《がりょう》。おれは、考えることをしている。ひる...
更新日: 2019/11/07
19双之川喜41さんの感想

 怠惰について 書きつらねるのだから 読み手は 辟易する。 臆面もなく やってのける 根性を めでる べきか。 しかしながら  本当の怠け者は 字を書くことさえ しないと思うので ならば お前  真似してみろ と言われれば  反論はできないと思った。