ルポルタージュの問題
宮本百合子
ルポルタージュと随筆の違いを批判的に描いていると読んだ ルポルタージュとして戦争を描いたつもりでいても、それは到底真実を描いたものではなく、エッセイの域を出ていない 戦地に兵士として赴かない作家のルポルタージュもきより兵士たちが書き送った書簡こそ、現実を伝えるものとして書籍化されるべきではないかという意見には個人的に賛成 遺族の感情云々という言葉で包み隠して消してしまっては、戦地で奪われた命が報われないんじゃないかとそんなことまで考えた