ロシアの グランドオペラが 帝劇で 公演された。カルメンに 扮する筈の イイナ-ブルスカアヤは 出て来ないで 代役が たてられた。落胆した 僕らは イイナに 振られたと 思い込み 首を 括って 死んだ 露国の 公爵の話を したりした。イイナが 皿の欠片を カスタネット代わりして 指から 血の出るまで 踊ったのは そうかも しれないとも 想った。
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イイナと男の暗い関係が表象も含め著されていた。 イデアを唆る表現、とても好ましいですね。
よく分からなかった…
男を弄ぶ女をカルメンに例えた最後の台詞が胸に刺さった。
公演のため日本を訪れた露西亜の女優イイナ、彼女を追いかけてきたが新たなパトロン?がいることを知り絶望し自殺した男。彼女のファンである僕らはイイナが何の感慨も持たないものと思っていたが、予想に反して彼女は皿を割り、その破片をカスタネットにカルメンのように踊ったそうだ。別の男のもとに行った愛する女を、刺し殺したドン・ホセと自ら首をくくった男の対比。
よく分かりませんでした。
舞台上の女優をアイドル趣味のような見方で見ている芥川が良かった。皿を割り、欠片をカスタネットのように叩き、血が出るのも構わずカルメンのように踊るイイナ・ブルスカアヤ。虫の死体を入った白葡萄酒をこぼしながら妙な顔をしてその話をするTくん。貴族趣味的な退廃感が好み。
最初は意味がわかりかねたけど、カルメン本編の(オペラのほう)あらすじをさらってなんとか理解('ω') 是非原作を下敷きに読むのをオススメします。
ブラックユーモア的な話しだとおもうけど、わかりづらかった…(∋_∈)