雙喜 企みを 秘めた 庭は 想像超えの 手入れが 欠かせない。手を 怠ると たちまち 雑草と 竹やぶに 占領される。太宰は 居候なので 兄の 草取りを いたずらに 傍観している わけにも いかず 仕方なく 草引きの 御相伴を するようで かなり 高踏的な 兄弟の会話が 興味を 誘うと 感じた。
太宰は争わずに最初から兄に負けているという。そこが太宰の賢いところ。争わないのだから勝っても負けてもいない。利休も同じ心境だったのではないか。秀吉が離さず、最後には切腹させられた。
火鉢を抱えて座り、兄を手伝おうか迷う太宰はまるで子どものようだ。 その太宰が「生れた時から勝負はついている」と考えているのは、少し寂しい。
秀吉と利休の関係を面白く書いてあり良かった❗短いのも良かった❗
秀吉と利休、太宰と兄。
一幕劇で見たい。