「日本文化の独立」の感想
日本文化の独立
にほんぶんかのどくりつ
初出:講演、1922(大正11)年5月

内藤湖南

分量:約44
書き出し:私はお話致します前に、お斷はり致して置きたいのは、一體私は日本歴史の專攻者でありませんので、今までお話になつた三人の方のやうに、皆日本のことを專門に研究して居られるのとは一寸別だといふことであります。それでありますからして、今日のお話は前にお話しになつた三人のお方の方が本統のお話で、私のは餘興だと思つて頂き度い(笑聲起る)。自然餘興でありますから、お話の中にいろ/\間違もありませうし、又私は今日遲...
更新日: 2016/12/27
b9ef941530ccさんの感想

内藤湖南の日本文化の独立性は、南北朝のころに新しい考えが出てきた。日本の独自性である。蒙古の襲来を撃退した。北畠親房の神皇正統紀は日本は神の国である。蒙古は犬の子孫、シナはその犬の子孫蒙古に支配された下らんもの、蒙古も明の洪武帝も日本を周辺国のような属国扱いせずに、 対等国扱いであった。洪武帝は対外戦争を禁じたが、その筆頭に日本がくる。兎に角にも日本は独自性のある文化の国である。