内藤湖南
維新編簒局の 中立性に ついて 注意を 喚起する。 当たり前の事だが 勝利者の 自慢話が とかく 正史と され勝ちなのを たしなめる。 白い紙に書いた 黒い字の 紙背に 気を配るべきと言う。 博覧強記の 碩学は凄いものだと 感心する。 翻って 資料をそのものがなくなってしまうようでは 語るに落ちるとも言うべきであろう。