「屁」の感想
初出:「哈爾賓日日新聞」1940(昭和15)年3月23日~3月30日

新美南吉

分量:約29
書き出し:石太郎《いしたろう》が屁《へ》の名人であるのは、浄光院《じょうこういん》の是信《ぜしん》さんに教えてもらうからだと、みんながいっていた。春吉《はるきち》君は、そうかもしれないと思った。石太郎の家は、浄光院のすぐ西にあったからである。なにしろ是信さんは、おしもおされもせぬ屁《へ》こきである。いろいろな話が、是信さんの屁について、おとなたちや子どもたちのあいだに伝えられている。是信さんは、屁で引導《い...
更新日: 2021/05/07
735cdb594454さんの感想

胸が痛い

更新日: 2020/09/01
ペンネンネンネンネネムさんの感想

暇つぶし、興味本位で読み出したところ、勢いで最後まで読んでしまった。小さな教室を描きながら、ここにあるのはどの時代も変わらぬ世界の、人間の世の縮図だ。 もっと残酷なリアリティをもって描くこともできる題材だし、その方がセンセーショナルだろうが、あくまで新美南吉のどこかほのぼのとした世界観をギリギリ保っていて、読みやすく、人にも読ませやすい。

更新日: 2015/11/22
a5ac6a3c331fさんの感想

日本むかし話のような物語かと思っていたら とても奥深く しみじみとする お話でした。 子供は おとなの世界を しっかりと批判の目で みている。