新美南吉
胸が痛い
暇つぶし、興味本位で読み出したところ、勢いで最後まで読んでしまった。小さな教室を描きながら、ここにあるのはどの時代も変わらぬ世界の、人間の世の縮図だ。 もっと残酷なリアリティをもって描くこともできる題材だし、その方がセンセーショナルだろうが、あくまで新美南吉のどこかほのぼのとした世界観をギリギリ保っていて、読みやすく、人にも読ませやすい。
日本むかし話のような物語かと思っていたら とても奥深く しみじみとする お話でした。 子供は おとなの世界を しっかりと批判の目で みている。