海野十三
同著者の「海野十三敗戦日記」で、著者は第二次大戦で日本がもう負けだと分かると、自決をしようとしたというエピソードがあった。 そのような事実を知ると少し安っぽさのあるラストも見方が変わった。希望を捨てずに死なずに生きた人間の言葉としてとらえたい。
アトランティス人を、戦争で亡くなった方に置き換えて読んでみる。 反戦小説ではないが、平和を尊う作品である。
星に反射して帰ってきた光で一万年前の様子を観る発想が素晴らしい。理屈の上では可能。子供向けの話だけど、無理やり良い話で終わっている。