松永延造
双之川喜1941 インド人の 青年は 間が 持たないので 手風琴を 弾いて 聞かせようと したら 風琴の 一部に 裂け 穴が あり ジプシー かもしれない 女が 空気の 洩れを 防ぐため 指で 穴を 押さえ 付けている 場面は とくに 気に入った。横濱が 舞台と されて いるけど 異国情緒を 巧に 描き切り ほかに 類を 見ない 詩情に 溢れ 謎解きも 仕込まれて おり 珠玉の 掌編と 感じた。