なにが真実なんだろうと考えさせられた。弟たちに対しての暴漢。それでも客観的な自分。 けんかの場面では客観的に想像さえする。 何度も読む必要が自分にはありそうです。
本当は 喧嘩なんか したくはない。その心とは 矛盾しているように 道端で 殴り合っている。攻撃の為ではなく 名誉の為に 弱々しく 殴り返している。周りから 引き離されると けんけんを しつつ その場から 去っていく。弱虫少年の 去り際が なかなか 見事な ものだと 想った。
少年の後ろ姿が美しい。
弱さ、肉体的にも精神的にも。 弟を見ると自分の弱さが投影されるので、反動で彼を罵倒してしまう。 要するに、見たくないのだ! 哀れで惨めな姿を。 それはまさに自分の姿だった。