「私も一人の女として」の感想
私も一人の女として
わたしもひとりのおんなとして
初出:「婦人画報」1934(昭和9)年12月号

宮本百合子

分量:約9
書き出し:今私たちの前には、その事件が当事者の愛の純情に発しているという意味で人の心を打った二つの現象が示されている訳ですが、私は松本伝平氏の場合と弓子さんの場合とは、それぞれ別のもので、違った分析がされなければならないものではなかろうかと考えます。松本氏が、急になくなられた許婚の愛人栄子さんと岳父の代人で結婚の盃をあげられた行為は、氏の年齢や学歴やその地方での素封家であるというような条件と対照して、私共の...
更新日: 2016/12/11
34e630d257ffさんの感想

純情とは?に対する筆者のエッセイ。 元になっている事件がよくわからないので詳しくは理解できないけれど、50年以上前も現在も同じことが言われているなあという印象でした。面白い。