宮本百合子
この作品は、男性と女性で読後の感想が大きく異なるのではないかと感じた。男性側の求めるものは理想論に近いようなもので、反対に女性側は現実を見ていると思った。約80年前にこのような考えがあったことに大変驚いている。
第二次世界大戦前夜の若者の結婚感について書いた文章で、現代にも通じるところがあると思いました。 要するに相手の条件を望むより自分自身を高め、生活のために結婚するのではなく、愛のために結婚した方がいいということかと感じました。