「ロマネスク」の感想
ロマネスク
ロマネスク
初出:「青い花」1934(昭和9)年11月

太宰治

分量:約49
書き出し:仙術太郎むかし津軽の国、神梛木《かなぎ》村に鍬形惣助《くわがたそうすけ》という庄屋がいた。四十九歳で、はじめて一子を得た。男の子であった。太郎と名づけた。生れるとすぐ大きいあくびをした。惣助はそのあくびの大きすぎるのを気に病み、祝辞を述べにやって来る親戚《しんせき》の者たちへ肩身のせまい思いをした。惣助の懸念《けねん》はそろそろと的中しはじめた。太郎は母者人《ははじゃひと》の乳房にもみずからすすん...
更新日: 2020/11/17
19双之川喜41さんの感想

 短編集であると 誰だって 思いこむ。 ところが 終わり頃 三人が 勢揃いすることになる。 この様な 構想の作品は 初めてなので 手の込んだ趣向に 感心する。 太宰の 創作の裏側を 垣間見たような 気になった。

更新日: 2020/10/19
yopparariさんの感想

思いがけず、とても面白かった。もう一回頭から読みたい話だこれは。