雙之川喜1941 出だしは 伊豆の 踊り子 もどきかなと かんじたけど 心づくしの 山海の 珍味に ことごとく 文句を 言い 宿の 人を 当惑 させる。終わりに 料亭 旅館は 変名と 記したのは 世間を せまくした との 自覚は あったようだ。本当は 良い人 かもしれない。そのことが なかなか わかって 貰えないので 人気を 集めた のかは 本人だって わからない のかも 知れない。
旅行は必ずしも楽しく心弾むものではない。共感できる部分もあるが、太宰の気位の高さとそれを他人に隠しもせず、悩み、自ら修羅に落ちるとは、、
特に観たいわけではないが観ないてと後悔するかもしれない。そんな気持ちで旅に出ることはあります。その繰り返しで私も高齢者に なりました。
眼前の島が佐渡かどうかについて、心の変化が細かく素直に描写されていていかにも人間らしい。どんだけマイナス思考やねん(笑)と思いながらも愛しくてたまらない。なんかほっこりする。
少女と一緒に、少女のパパが佐渡ケ島の説明するのを必死で、でも気づかれぬように盗み聞きする主人公よいですね。自分のまちがいの羞恥に悶える主人公はとても人間らしい。太宰がモテる理由が、なんか分かります。あと、食べ物を大事にするのも好感度大です!太宰の知らない一面が見れて、とても面白い作品でした。
先日、佐渡へ旅行に行ったばかりなのでこの手記も楽しめた。目的のある旅のがやはり楽しいのだろう。私は良いところだとおもったのだけど。
太宰の明るく、面白い作品の一つ。最初の船で佐渡に着くまでの心理描写はとても笑える。
リアルな旅行記。太宰の勝手な葛藤も細かく描写されていて、感情移入できる。