――或精神的風景画――
――あるせいしんてきふうけいが――初出:「中央公論 第四十年第一号」1925(大正14)年1月1日芥川竜之介
竜之介の 自分 語りで ある。帝国図書館 大橋図書館を よく 利用したと 記して あるけど 自費で 購入した 書籍 についても ことのほか 愛蔵したと 誇らしげで ある。また 本稿の ほかにも これに 類した 文章を 数倍 書くつもりで あると 言っているけど それが どれだかは わからない。
ハングリー精神が 芥川の創作意欲のバネになっていたことは 窺がわれる。 心象風景は 実存の景色として 胸に残された。 本所の町並み。 乳牛。などである。 哀感 切々たるものがあると感じた。
芥川の自伝的小説として知られている作品だそうです。わたしには共感できる部分が多かった。自分を憎悪の塊のように描くところが印象に残った。まるで生き地獄のようだけど、そういう自分に目をそらさずに生きた人なんだなあ、と思わされた。
よく分かりませんでした。