「窓」の感想
まど

鷹野つぎ

分量:約18
書き出し:窓というものが、これほどたのしいものとはまだ知らなかった。それも私が枕をならべて病んでいた私の少年を先立たせ、やがて一ヶ月後同じこの病院内に転室した日以来のことである。私の病児と過した半年間は、母子とも枕があがらなかった。頭上に開いていた北窓には、窓の閾《しきい》まで日光を遮断する、樺色の日覆が来る日も来る日も拡げた蝙蝠の片羽のかたちで垂れさがっていた。殊に秋の末から冬にかけては、よくよく穏やかな...
更新日: 2026/02/14
艚埜臚羇1941さんの感想

  親子で 枕をならべて さきのみえない 闘病生活を 送っている。 窓から 眺められる 景色は 大いなる 慰めとなる。付き添いの 女性は 信心深い 宗教心に 充たされた 人格者ではあるが 信仰を 受け入れ 共に 生きるには 至らなかった。頑なに 拒んだという わけでも ないけど 窓から 広がる 天上の 慈しみには 飛び込め なかったらしい。人 それぞれの 考え方が あるので その 決断について 批判は 難しい。詩情あふれる 文章と 感じた。

更新日: 2021/07/25
bc43847ac151さんの感想

信心深い小谷さんと、窓の外を眺めるのが好きな主人公のやり取りの描写がとてもリアルだった。ところどころ、漢字や表現が難しかった。

更新日: 2018/09/08
いちにいさんの感想

この作者の文体は読みづらい。 読み手が悪いのか? グイグイ引き込まれない。 安吾や独歩などは自然に頁が進むのに。矢張り、作者のレベルの差だろう。読者の読解力より重要な要素だと実感した。

更新日: 2015/10/06
f399740ccaf4さんの感想

瑞々しい感性に胸を打たれました