「絵本の春」の感想
絵本の春
えほんのはる
初出:「文藝春秋 第四年第一號」1926(大正15)年1月

泉鏡花

分量:約20
書き出し:もとの邸町《やしきまち》の、荒果てた土塀が今もそのままになっている。……雪が消えて、まだ間もない、乾いたばかりの——山国で——石のごつごつした狭い小路が、霞みながら一条《ひとすじ》煙のように、ぼっと黄昏《たそが》れて行《ゆ》く。弥生《やよい》の末から、ちっとずつの遅速はあっても、花は一時《いっとき》に咲くので、その一ならびの塀の内に、桃、紅梅、椿《つばき》も桜も、あるいは満開に、あるいは初々しい花...
更新日: 2021/06/02
19双之川喜41さんの感想

 むかしは 絵解きで いまは 読み聞かせとか。 怪談仕立てとは 題名からは 気がつかなかったけど 鏡花だから 見当がつきそうなもので 我ながら 少し 読みは 浅かったと感じた。