70年 日本は何も 変わってない
誰のことか?というタイトルでした。 看護婦のことでした。 今風に言うと、看護師です。 看護「婦」という響きは、確かに献身的で犠牲の精神を持った女性を想像します。若く初々しい、と付け加えると今ではセクハラとの指摘を受けそうです。 しかし、1950年頃のエッセイで、それを否定し、指導者であり協力者であると主張してます。さすがに、女性限定の仕事ではない、とまでの意見は百合子さんも持っていなかったようですが、女性の地位向上に貢献すべき論調です。 ブラックジャックは確か病人を差別しません。条件は金があるかないかです。一見、金持ちは助け、貧乏人は助けないという構図に思われがちですが、(その意味で悪徳医者との評判)本質が違います。仮に1000万円の手術で金持ちが即座に支払う、貧乏人は親戚一同に金を借りまくってやっとの思いで支払う、とします。ブラックジャックはその二人の患者を平等な腕前で完璧な手術をします。それがプロフェッショナルというものです。 看護婦(師)はボランティアでは御座いません。権利(賃金)と義務(看護)は一心同体です。どちらかが欠けたら仕事が成立しません。 プロフェッショナルとは、同一条件(賃金)の元では男女、身分、貧富、人種、善・悪人の差別なく完璧な仕事をすることです。